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陸幕の「パワハラ」騒動について

2015.08.27 (Thu)
「目障りだ」「ばか」部下にパワハラ? 陸幕班長を停職5日
2015.8.26 18:49

 防衛省陸上幕僚監部は26日、パワーハラスメントとみられる行為を繰り返して部下に精神的苦痛を与えたなどとして、陸幕班長(44)=1等陸佐=を停職5日、監督責任で上司の課長(46)=同=を戒告の懲戒処分にしたと発表した。2人の所属は明らかにしていない。

 陸幕によると、班長は昨年3月~今年6月、部下の隊員数人を「目障りだ」「ばか」などと罵倒したり、机をたたいたりする行為を繰り返し、精神的苦痛を与えた。

 今年3月と5月には「1カ月の休養が必要」とした病院の診断を受けるなどしていた2人の部下が体調不良を訴えたが、上司の課長に報告せず、休養を与えるなどの適切な処置を取らなかった。

 陸幕は「こうした行為がパワハラに当たるかどうかは認定できていない」としている。


どこの班長だろう。
先日、自殺者が出た装備部かしら。それだったら、その事実関係も報じられるはずだけれどもそこには触れられていない。
ということは他部なのでしょうか。

ところで、一般の人は、「陸幕の班長」と言われてもその階級の高さがピンときませんよね。
CGSを出て、部隊長などを3佐で経験した後、コースに乗った人は、陸幕に転属し、班員を5~6年ほどやります。
この間にしごかれ、その根性や能力などでふるいにかけられます。

そもそも陸幕が所在するこの市ヶ谷のA棟は、それなりに評判の良い人しか残ることが出来ないようです。
喧嘩っぱやい、やる気に乏しい、鬱病という人はすぐに隣のB棟、C棟、D棟、朝霞などに転属となるような感じでした。

他部との調整ごとがおそろしく多い所ですから、円滑に物事を進められる人でなければ、支障をきたすようです。
だからか陸海空の将官が集まる会議などは、みなニコニコしていて非常に穏やかなものです。

話は元に戻って、ふるいにかけられた後、その班の中で先任幹部に上番します。これがつまり班長の女房役となる訳です。
陸幕の先任をやれば、陸幕の「文化」に通暁しているということで1佐に昇任した暁には、陸幕のどこかで班長ポストに就くことになります。

班長の次は連隊長クラスの部隊長に就くことになります。
連隊長と言えば、地方の中堅規模の会社の社長以上の影響力はあるから、陸幕の班長は、それとほぼ同等ということです。

その人が、パワハラをしたということなのですが、机を叩いたとか馬鹿と罵るなどは陸自的には、パワハラとはいえないでしょう。
有名な話、8師団の3部長の机の脚は、師団長がツカツカとやって来て罵声と共に蹴ってくるから、机の脚がひん曲がっているそうですし、私のつかえた将官も陸幕の班長をやっている頃は、スチール机丸ごとをちゃぶ台のようにひっくり返したそうです。

私は連隊長から紙ばさみ(バインダー)を手裏剣のように投げつけられたことと、宴席で髪をひっ掴まれたこと位です。
あとは言葉でネチネチと。机を叩いたくらいではまだまだです。

ただ、休養を与えるべき事態になってもなお、適切な処置をとらなかったという点が今回の管理上の問題なのでしょうね。

陸幕の某班員は、陸幕勤務中に鬱病となり、中央病院精神病棟の入退院を繰り返す中、私の上司として転属させられてきていましたが、受け入れるこちらも扱いに困るし、ちょっとひどすぎる処置だなと思いました。
結局我が部署も陸幕の下請のようなところなので、症状が悪化してしまったようです。

その時と今回の陸幕の対応(班長、課長に停職5日の処分を下した点)を比べると、ようやくメンタルヘルスに力を入れるようになったと感じさせられますが、まだまだでしょう 。
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